人生ソフトランディング

終焉に向けた段階的リタイア計画の実行結果と所感

資産構築で大いに寄与したもの

カンストです。

 

今回のテーマは、現在の資産を構築するまでに、大いに寄与したものについて書いていこうと思う。

 

ずばり、持ち株だ。

 

1社目の会社では持ち株会が制度としてあったため、入社当初より入会した。

理由としては以下3点

  • 指定の口数(定額)を毎月の給料から天引きで
  • 奨励金10%が支給され
  • 単元未満で株が購入、保有できる(※)

※現在は1株から取引できるところはあるが、当時は単元未満で取引できる環境はなかった。

 

入会してしまえば、ドルコスト平均法で、奨励金がつき、配当も勝手に再投資を自動でしてくれる。

初めての資産構築のための投資としては、とっつきやすいものであった。

 

しかし、実際には入会して数年後、例のリーマンショックを迎え、評価額が投資額の半分以下になる時期もあった。

多くの同僚はその折に、口数を減らしたり、評価損に耐え切れず退会して損失を確定させていたが、当方は狼狽することなくそのまま入会・購入を継続した。

 

結果、1社目を退社するころには、投資額(平均取得価額)の2倍程度になっていた。

投資額には奨励金と配当金も含むため、純粋な投資額から考えると、大体2.5倍程度だ。

 

一般的には退社に合わせて持ち株会も退会、処分するものだが、2社目の職場が監査法人であり、株の売買ができない、制限があるなどあったため、退会手続きをせずに入会を継続、配当を再投資しつつ保有を続けた。

(退職時には購入口数を0にしていたため、給与からの天引きの影響を受けず、退職しても会員としてチェックから漏れていたものと思われる。)

 

そして、3社目に転職するころには投資額の5倍程度になっており、そこで処分することで再投資のための種銭の大半を構築するに至った。

 

資産構築として持ち株が成功した要因としては以下2点。

  1. 投資時期
  2. 売買制限による中長期保有

 

1.投資時期

まず投資時期だが、リーマンショック前の数年と、リーマンショック後の株価が平均取得価額を超えるまでの数年投資・購入し続けた。

それなりの規模(数千人程度)の企業であり、倒産することはそうそうないだろうと考え、最安値の時も投資・購入し続けた結果、安値で相当数の株数を積み立てることができたと思う。

 

2.売買制限による中長期保有

持ち株は処分するにあたっては、

  • 口座開設
  • 株引き出し手続き
  • 売却

といった手順を踏む必要がある。

また、監査法人に勤めていると、インサイダー取引対策として保有株の報告、株売却時の届け出が必要となる。

売却に至るまでは少なくとも、2,3週間はかかるため、手続き、届け出をしている間に売却したい株価ではなくなっている可能性が高いのだ。

そのため、自由に売却ができるまで10年超保有するに至ったのである。

 

この実績を考えると、ここ1,2年のコロナショックはまさに投資時期としては最善ではないにしても、最良なのではないかと思う。

5年、10年後に向けて改めて再投資を考えたいところだ。

 

ということで、今回のテーマは以上。